男子の試合 2016/17 ジャンプ情報&最新ニュース

今シーズン男子の不振にマテリアルの影

昨シーズンは日本勢は好調であったと思います。葛西選手が総合一桁と表彰台を複数回経験しました。あわよくば優勝もありえました。そんな優勝する可能性もあった前シーズンでしたが、今シーズンは2回目に進めない程の不振です。伊東大貴選手も厳しい戦いを強いられています。日本チームは特定の個人が不振というより全体的に不調なので何かあるのかなと漠然と感じています。

また、ドイツに関しては男女ともに急成長している選手がいるので、やはり何かしらマテリアルやワックス的なブレイクスルーがあるのではないかと思っています。また、強化案が成功したのかな?とかとにかく組織的な何かを感じておりました。

そんな中で↓の記事を拝見しました。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170306-00010001-sportiva-spo

日本スキー連盟の斉藤智治ジャンプ部長は「今シーズンを振り返ると夏まではいい感じできていたが、冬シーズンに入ってから海外勢との差が急に開いてしまった。技術面もあるがマテリアル面もあるし、いろいろな道具の関係もあるということが今は少しずつ分かってきているので......。

竹内も「昨季のW杯29戦で15勝したペテル・プレブツ(スロベニア)の場合は、今までの技術を覆すようなジャンプをしていました。ただ、今季に関していえばどの選手もお手本通りというか、みんなが狙っているようなジャンプをしている。それでこんなに飛距離の差が出るというのは『道具しか考えられないかな?』というのはありますね。僕らは体を動かす側なので、できる限りいいジャンプを求めていくというところで戦っているけれど、結構差は開いていると思います」と首をかしげる。

ラージヒル個人戦のあとも竹内は、「選手の中にはスーツの形がまったく違う人もいた。彼らは道具も体の一部だと考えていると思うので、僕らももっとシビアに考えていってもいいのかなと」と言い、伊東も「僕はスーツなどのことはあまり考えず自分の技術でどうにかしようという考えでやってきましたが、道具などの細かいところまでこだわらなければいけないスポーツになってきたとも感じている」と話した。

12~13年シーズンの冬から、スーツの大きさはそれまでの体のサイズ+6cmから+2cmに変更され、そのことをきっかけに日本勢は復活した。それから4シーズンが過ぎ、新たな開発競争がちらつき始めている。そこにチームとしてどう対応するかも、これからの課題になってくるだろう。

葛西選手の著作に2012年シーズンのスーツのダボダボの規制をした結果、いきなり日本勢が好成績を出し始めて「日本人が活躍できないのは能力差ではなくマテリアルの差だったんだ!」という自信を取り戻すエピソードがあります。

こちらの記事でも伊東大貴選手がそういったマテリアルの開発も相当勝敗に関係するレベルまで関与していると書いていて、やはり現場にいてマテリアルの差をひしひしと感じているのでしょうか・・・

とりあえず、3月に入って世界選手権後の成績は伊東選手は相当盛り返していますし、葛西選手は2位の表彰台に乗りました。Raw Air では二人共トップ10に入ったので、やっぱり好調を取り戻してきたのと共に、何かあるんでしょうかね~

アドセンス




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