平昌オリンピック 男子の試合 ◆試合結果 オリンピック

平昌オリンピック 2018 スキージャンプ 男子 ラージヒル

2018/02/17 @平昌(大韓民国)

試合結果はこちら

http://medias3.fis-ski.com/pdf/2018/JP/3099/2018JP3099RL.pdf

前回のノーマルヒルは風の運ゲーでクバツキが撃沈するという凄まじい試合でした。その後に女子のノーマルヒルの試合も行われ、幸いそちらは男子ほど風の影響が試合結果にでなかったので(伊藤有希の不運がありましたが)今回はもっと風が落ち着いて欲しいと期待してみました。

この試合で一番印象に残ったのはストッフの1回目です。1回目の6位までが向かい風の条件の中でただ1人だけ「追い風+3.8pt」という悪条件で1位になりました。

「あんなに空中で微動だにしないジャンプってできるもんなんだな」と驚くジャンプでした。全く微動だにしない空中姿勢でした。追い風の中でひたすら我慢した感じでした。

ですから2回目でヴェリンガーに神風が吹いて一気にトップに躍り出た時は、一瞬ぎくりとしましたが、ストッフが無事に2回目も凌いで金メダルを獲得できた時には安堵しました。

別にストッフが好きでヴェリンガーが嫌いではないですが、1回目にあんなジャンプをして金メダルじゃなかったら可愛そうだなと単純に思ったからです。このジャンプと同じぐらいの衝撃を受けたのが昨年の世界選手権でのクラフトのジャンプなので大体1年ぶりぐらいの衝撃でした。

2位のヴェリンガーはトップ10の中で唯一二回とも向かい風を受けたラッキーマンです。というか、個人戦で彼は好調なのもさることながら風運に恵まれています。ちなみに風運で最悪なのは優勝したストッフでしたね。二回とも追い風だっただけでなく、強めの風でした。伊藤有希ほどではないですが、相当運が悪い感じです。

3位のヨハンソンのジャンプは、なんというか、反則です。あんなに低く飛び出してグイーンと伸びて、そろそろ落ちるなと思った場所から落ちずに伸びてテレマークも決める。

ランディングの速度も速くてテレマーク入れる着地の時間がない全く無く、落ちるというより墜落するジャンプでした。ノルウェーは基本、気持ち悪いぐらい最後にもうひと伸びしますよね。(こちらに最後にノルウェー勢が伸びる理由の記事があります)

ちなみにノルウェーはメンバーから漏れた5人目はファンネメルです。日本に来たらエースですね・・・

日本勢は小林陵侑が1回目7位。2回目は奇跡の表彰台を狙ったのですが伸びずに10位。それにしてもノーマルヒルに続いてのトップ10入りです。兄と弟が入れ替わったみたい・・・・

問題は兄の潤志郎で完全に自分のジャンプを見失っていましたね。結果的に団体のメンバーから外れて色々言われていましたが、今はジャンプすればするほど悪くなりそうなのでこれで良かったと思います。

葛西は33位で2回目に進めず。追い風2.6ptでした。不運でしたね。まあこんなもんです。

最近は男子の試合もジャンプ週間を含めて結構みてるので女子よりもみてるかもしれません。というか女子は今年は暖冬で中止の試合があり、結果として試合が少なく、その反対に年末から男子はフライング世界選手権とかジャンプ週間などの試合が目白押しでかなり見ています。

本来ならストッフが全部持っていってもおかしくなかったのですが、そこが平昌の風の恐ろしい所です。ヴェリンガーやヨハンソンなどはこの悪風をうまく利用して結果をしっかりと出したと思います。

アドセンス




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