2018/03/11 @オスロ(ノルウェー)
試合結果はこちら
http://medias2.fis-ski.com/pdf/2018/JP/3144/2018JP3144RL.pdf
ノルウェーのオスロ、例年定番となっているラージでの大会です。こちらはラージしかジャンプ台がないので強制的にラージの大会になります。というわけで選ばれし精鋭30名のみが参加できるお祭りです。
今大会は国王が観戦にきた試合でしたがホルメンコーレン大会の一環として、オリンピックでも金メダルを獲得したルンビの凱旋試合を観戦にきたのでしょう。まあ、それでも観客少なめでした・・・でもリレハンメルよりはだいぶ多く・・・
試合結果ですが、伊藤選手が久しぶりに表彰台に乗りました。おめでとう!!前回のルシュノブでは散々な結果だったので安心しました。五輪後に調子を崩しはじめてた感じがしたので安心しました。オスロでは昨年は優勝してたのでやっぱり安定と信頼のラージですね。
高梨選手は気負ったのでしょうか、1回目の踏切後に板が上がってかなりのミスジャンプでした。結果は1回目を終わって6位。ラージで6位は珍しいですね。
というか、好調時のジャンプは現在のアルトハウスみたいに踏切と飛型が一体化してる感じなのですが、明らかに踏切→飛型ポーズと2段階になっています。う~ん、どうしたんでしょうか。
過去の高梨選手を現在と比較すると一昨年の絶好調時は
ゲート | 助走 | 距離 | WF | |
2016 | 24 | 91.9km | 136m | -1.0 |
2018 | 23 | 90.6km | 125m | -6.4 |
ゲートG24 助走91.9km 距離136m WF -1.0
今回はG23 助走90.6km 距離125m WF -6.4
ですから一昨年と比べても悪いですね。一昨年ならこれでも130は余裕で飛べている感じです。好条件の向かい風を貰ってこれですかね。ちなみにゲートファクターは3.2になります。
あと、一昨年は全体的にゲート26~27ぐらいでみんな飛んでますが、今年は1回目・2回目とも共通のG23で上げ下げなしです。レベルが全体的に相当アップしてます。
そんな中で2位に入ったのがイラシコ。バケモンですね。ブランクを感じさせません。普通手術すると成績落ちるはずなのですが・・・・それとアルトハウスが6位。シーズン開幕の勢いはないですね。完了の速さとかは全然問題ない感じですが、最後の一伸びがなくてストンと落ちてますね。
前回表彰台のクリズナー、クリジュナル?も17位と振るわず。17歳なので明らかにラージの経験不足ですね。
男子の大会を見たらストッフが空中で微動だにせずピタっとしたジャンプをしているので、空中で動かないのは凄いな~と思ったりするのですが、逆にルンビや同じノルウェーの髭男爵ことヨハンソンは空中で動いてなんぼで距離を伸ばします。特に後半に一伸びがあるので、どっちがいいのかな~と思ったりします。
個人的にはストッフの方がみていて綺麗な飛型だと思います。ストッフの2位との圧倒的な点差をみるとあれが一つの答えなのかなぁ~とも思います。