W杯 2017-18

2017-18 W杯 第12戦 蔵王③

2018/01/21 @蔵王(日本)

試合結果はこちら

http://medias1.fis-ski.com/pdf/2018/JP/3039/2018JP3039RL.pdf

今日は大荒れで1回目で終わるんだろうな~と思いながらみました。蔵王で3試合も行えるのは嬉しいことですが、例えば宮の森3連戦でもいいんじゃないかと思ったりします。

そもそもキャンセルや風の影響が大きすぎます。普通に運営出来るのが稀なジャンプ台ですし、というか風が大敵のジャンプ競技でジャンプ台を標高が高い場所に作った時点でね・・・・

もう無理ですが札幌にノーマルとラージの併設ジャンプ台が欲しいですよね。大倉山はあまりジャンプ台としてはオススメではないし(男子のW杯で現地のおっちゃんが「こんなクソ台でワールドカップポイントを大幅に狂わせてしまって海外のトップ選手に申し訳ない」と真顔で呟いていたのが今でも忘れられません)

フライングを作る際に一緒にミディアムからスモールまでジャンプの聖地をつくるしかもう機会ないだろ~な~と思います。

話を戻して、風待ちの中で印象に残ったのはクリズナーですね。なんかプレフツ3号ではないですがドメンの様に前にググっと攻める攻撃的なジャンプスタイルです。積極的に顔を前にだして攻めていて17歳恐ろしいなと思いました。

WFが-12だったので好条件の向かい風が吹くと伸びるんでしょうね。距離にして6mほど減点されましたがあと2点、飛型がもう少し高ければ2位に入って初の表彰台でした。

クリズナーと対照的に岩渕先生は1回目8位で表彰台を目指して気負ったのか大きなミスをして15位でした。一昨年によくやっていた飛び出し後に板が浮き上がるミスでなんというか懐かしく思いました。

あとルンビが1回目に飛びすぎて新雪の部分で足を取られたのか危うく転倒しそうで心配しました。ああいう形でライバルが脱落するのは一番みたくないシーンですね。今年は伊東大貴、ビュルトと似たように転倒して膝をやっているのでケガだけはしないで欲しい。

今回は天候の他に機械のトラブルで色々問題ある運営でした。せっかく風が安定して一気にやれると思った矢先に機械のトラブルで、復旧したら今度は雪が降ってきて風待ちになるとか踏んだり蹴ったりでしたね。

今回の試合は理由がわからないのですが通常の40名じゃなくて50人のエントリーとなって男子みたいな試合になりました。しかし、日本勢は岩佐、茂野は2回目に進めてよかったです。茂野選手は10番台を期待したのですが、2回目はちょっと伸びずに結局23位。

茂野選手の最高順位は何位なんだろう・・・(調べたら13年2月9日蔵王での14位です。この時期は16位前後で安定した成績でした)

でも、サラヘンやブティッツが2回目に進めなかったことを考えれば凄いです。それとカナダとアメリカから今回尋常じゃなく選手がエントリーしていて、そしてみんな2回目に進めないという・・・

ニタ・イングランドとかマッテルとかヘンリックとかクレールとか常連の選手が1回目で終了。なんか女子ジャンプは去年から完全に戦国時代というか小さい頃からやってる若い選手有利な状況になってきてる感はあります。その代表格がクリズナー、マルジナー、モラかなぁと。

これでヨーロッパに戻ったらそのままオリンピックに突入になります。ドイツ勢の合宿が果たして成果を発揮するのか気になります。

アドセンス




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