2016/01/15 @札幌(日本)
試合結果はこちら
前日は10時開始の試技に間に合うように9時半に着いたら場所取りに失敗したので今回は9時に到着した。比較的空いていた。
前日とフェンスの位置が変わり、除雪されていた場所があるのでそこで最前列で観戦した。多分特等席だった。9時15分頃で正直試合まで2時間あるかと思い、絶望したが試技を含めてあっという間に試合が始まった。試合も一回目終了まであっという間に終わった。
そもそも選手の殆どを知ってるので撮影しながら見ていたらあっという間だった。ジャンプの合間に周りの人と話す機会があったので札幌の人達の話をまとめておきたい。
- 宮の森のジャンプ場はぶっちゃけると国際試合をやる施設レベルではない。例えばトイレが1つしかない。これだけでも国際大会をやる会場の条件を満たしてない。
- 除雪が全く行われていない。酷い。これは国際大会だ。除雪をやらない理由を大会委員に聞いたら費用がないとの返答。ありえない。
- 9時前に除雪を手伝ってくれたらその場所を指定席にしますと言えば30分ぐらい雪かきする人はたくさんいるだろう。
- 高梨選手はそこまでジャンプが盛んでない上川出身だし、高校も地元の高校でなく大学も東京の日体大。したがってコアになるような北海道の土着の部分がない。だからファンは多いけど応援団的なものは伊藤に比べたら弱い。それが伊藤との声援に差があるのではないか。
ちなみにこれは私の経験だが土曜日の帰りは伊藤選手の表彰式を見たために観客の中では一番遅い部類でバスに並ぶことになった。自分の後ろには30人ぐらいしかもう並ぶ人は残ってなかったと思う。
1:00にバスに並び始めてバスに乗ったのが1:50。そこから円山公園駅まで40分掛かって駅に降りたのが2:30であった。まあ、およそありえない時間であった。特にバス待ちは雪の中大変であった。
そんなわけでバスの運営が最悪だからタクシーを利用する人が多い。タクシーを利用すればその分、ジャンプ上前の道が混雑してバスの到着が遅れる。結果バスがさらに遅れるのでタクシーを利用する人が増える。まあ、国際大会をやる会場でないのがよく分かる例である。
しかし、行きが15分で来れるバスが帰りに40分かかったのは渋滞なのか理由がわからないが、なぜだったのだろう。とりあえずバスが混んでいて外の風景が見えないので理由がさっぱりわからなかった。
以下は観戦記~
前日の天気予報では風速7メートルとあったので中止の覚悟もあったが、特に問題なく曇り空の中で行われた。ジャンプ台は前日は太陽で眩しかったが曇り空で見やすかった。でも太陽がないから少し寒かった。
一回目の途中から雪が降ってきた。そこそこの量であったが、助走速度が遅くなるから選手はあまり待たされたくない感じであった。
2回目から雪が多くなり実力選手の中でも距離が伸びない選手も出始めた。最後の4人になり高梨がいまいち伸びずに優勝は難しい雰囲気の中、アルトハウスが最高のジャンプをした。
当日ジャンプした中で一番のジャンプをしたのではないだろうか。本人も渾身のガッツポーズを決めてどれだけの成功ジャンプであったかよくわかったし、会場も彼女が優勝を持ってくのか・・・というざわついた雰囲気になった。
そんな中でそれを吹き飛ばす伊藤選手の大ジャンプ。着地がよれたが得点でトップに立ち、連勝のムードが漂った。そんな中で圧倒的なルンビュの100メートルジャンプを日本人の観客に見せつけた。残念と思いながらでも昨日優勝したことだし、2位という結果に満足して多くの人が我先にとバスのりばへ急いだのであった。
サラ・ヘンドリクソン 特徴あるフォームで見れば彼女だとひと目でわかりますね。復活に期待。
助走待ちのヘルツル。早く復活してほしい。