W杯 2017-18

2017-18 W杯 第14戦 リュブノ②

2018/01/28 @リュブノ(スロベニア)

試合結果はこちら

http://medias2.fis-ski.com/pdf/2018/JP/3042/2018JP3042RL.pdf

オリンピック前の最後の公式戦です。

イラシコが復帰2戦目で華麗に優勝したという試合でした。おめでとうございます。イラシコが優勝するなら平昌で高梨選手が優勝する可能性も全然ありますね。夢のある優勝でした。イラシコの左右にザイフリ、ヘルツルがいると安心しますね。

この試合は飛型点で優勝が決まった試合だと思います。というか、欧米にも「忖度」ってあるんだなと思いました。この試合がオリンピックでルンビが結果に納得がいかずにスポーツ裁判所に訴えたら絶対に勝訴したと思います(笑)

明らかに一昨年のリュブノでの「高梨VSブティッツ」を思い出すような試合でした。今回の試合も絶対王者のルンビに対して大包囲網でイラシコに対して相当ヨイショされた得点でしたね。でも、まあそれはいいです。というかルンビもその辺は不満がないと思います。

さて、試合結果をみて気がついた点は、まずアルトハウスのアプローチ速度。基本的にアプローチの最高速は重爆撃機ことフォークトが一番の速さを出すのですが、今回はアルトハウスが85.2kmとフォークトと同速度を叩き出しました。

2人は同じドイツチームですからアルトハウスの方がワックスが優れていたということはありません。そして基本的にアプローチ速度は板が長いほうが速度がでます。

ですから2人の身長差(板の長さ)を考えたらこのアルトハウスの速度はちょっと異常とも言える速さではないかと思います。

それとこの試合で飛型点の最高点は高梨選手で55.5/56.0という数値でした。驚異的とも言える数値です。今シーズンは岩渕選手と共に相当飛型が良くなってきたと思っていたのでこの数値は自信に繋がるのではないのでしょうか。

なおその岩渕選手ですが1回目11位で気負ったのか2回目は20位に終わり結局15位でした。やはり2本揃えるのは難しいですね。一昨年までの伊藤選手を見るような感じです。

高梨選手ですが2回目のジャンプをみると飛び出しがかなり改善されてきたと思います。例年は2月に入るとだいたい調子を落として成績が悪くなるので逆に調子が上がってきているようで安心です。オリンピックには更に好調な状態で出場できればいいなと思います。

その他で気になったのはフィンランドが怒涛の3人出場。そして3人共2回目に進めず・・・という。しかしキュッカネン以外も選手がいてよかった。そしてアメリカも1人だけ19歳の若い選手がいました。

スロベニアはカタヤ・ポズンが開催国枠で久しぶりに出たのですが2戦とも2回目に進めずに調子が悪いみたいですね。

これでオリンピックまで試合がないので各国とも2週間近く練習できる期間を得られます。その間にどれだけ調整してくるか・・・ですね。

正直団体戦があれば金メダル間違い無しですが、おそらく4年後はまた違った勢力図になっているのでしょうね・・・・

アドセンス




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