W杯 2017-18

2017-18 W杯 第19戦 オーベルストドルフ②

2018/03/25 @オーベルストドルフ(独逸)

試合結果はこちら
http://medias4.fis-ski.com/pdf/2018/JP/3148/2018JP3148RL.pdf

個人シーズン最終成績
http://medias2.fis-ski.com/pdf/2018/JP/3148/2018JP3148WC.pdf

国別対抗ネイションズカップ
http://medias3.fis-ski.com/pdf/2018/JP/3148/2018JP3148NCS.pdf

泣いても笑ってもシーズン最終戦です。前日に高梨選手は優勝しており、調子の良さが見込まれます。逆に地元のアルトハウスはホームにも関わらず前日は8位と調子が悪そうです。

試合ではドイツのホームなので負傷中のビュルトが応援に来ており、執拗に、文字通り執拗にその姿が映し出されていましたが、NHKの実況は全くのスルー。

それとスロベニアのサイレンおじさんが映像に登場して「あんたが鳴らしてたんか~」という感じでした。戦中派としてはサイレンの音がB29の空襲警報を思い出すので遺憾ともしがたい気持ちになります。

試合は高梨選手が快勝して2連勝をします。シーズン最後の試合を勝利で締めくくりました。終わり良ければ全て良し。驚きの2連勝で驚くほどの帳尻合わせでした。

高梨選手の状態は凄く好調で前にぐんぐん進むスピードのあるジャンプでした。今季のジャンプの特徴は2強に比べて最後の部分で伸びずにシュッと後半に落ちてしまうのですが、前回のオスロのラージと違い最後のもう一伸びがありました。やはり高梨選手は前に速いジャンプが飛距離が伸びる様に思います。

2位はイラシコ選手。飛距離では高梨選手と殆ど同じ成績です。手をぐるぐるして減点されていなければ勝っていてもおかしくない感じです。もう35歳なんですよ。信じられません。というか高梨選手も同じぐらいまで第一線で活躍して前人未到の通算100勝を突破して欲しいですね。

イラシコ選手は飛び出しの際の映像が真横からバッチリに映っていたのでみたのですが、踏切のタイミングが完璧で物凄くスムースでした。

3位はルンビ。ママルンビがノルウェーから来ているのか会場で観戦していました。

顔はそっくり。少し痩せているかな。ルンビは昨年の様な安定感がないジャンプでした。せめて2回に1回は爆発するジャンプを見れると思ったのですが、2日間の合計4回とも爆発が見られず残念。まあ、そのおかげで高梨選手が優勝できたからそれはそれでいいですけど・・・・

ママルンビは残念そうな顔をしてたけど、まあ金メダルとったからいいじゃん・・・という感じですね。

ここまでの上位3人が230点を超えていて他の選手に比べて別格の成績でした。

4位は勢藤優花選手。過去最高の成績でもう少しで表彰台でした。1回目4位2回目5位と二回とも揃えてのジャンプでした。高梨の優勝もそうですが、来シーズンに備えて明るい話題です。

勢藤選手は今年は岩渕選手に成績的に負けている印象でとにかく「手こずっている感」が強かったのですが、ここにきてこの結果。嬉しいです。6位の伊藤選手を含めて6位以内に日本人が3人入賞しました。

伊藤選手は逆に1回目14位、そして2回目4位と日本揃えることができず・・・・

7位のアルトハウスは踏切が遅れてダメですね。調子わるいみたいです。ちなみにアプローチの速度は89.km5と別格の速さでルンビ並です。もう少しでフォークトに勝てるんじゃないかというぐらいです。とても150センチ台の選手とは思えません・・・・・

日本勢の岩渕選手は22位。そして岩佐選手は31位とギリギリ2回目に進めませんでした。岩佐選手が2回目に進めていたら恐らくネイションズカップで1位を獲得できただけに残念です。(もっと言えば、4人でなくドイツみたいに常時5人以上派遣できていればですね)

これで慌ただしかったオリンピックシーズンは終了。昨年までのテンプレ的なメンバーと違い、上位陣も大幅に動きがあり、さらに下位選手でも大きな変動がありました。ドイツ勢の大躍進とオーストリアの不調。そして高校生である18歳以下の若手選手の大幅な躍進など加速度的な変化にもうついていくのでやっとです。

来週ぐらいまでに、今シーズンの個人総合と各国別の結果を振り返りたいと思います。

アドセンス




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