W杯 2015-2016

2015-16 W杯 第08戦 オーベルストドルフ①

79180_G08_W01
2016/01/30 @オーベルストドルフ(独逸)

ドイツ開催で地元ドイツ勢が大量に参加した。試合は追い風の中で行われた為、飛距離が伸び悩んだ選手が多かった。特に伊藤選手が追い風1.4と1.5というコンディションの中でのジャンプと全選手中で一番悪い状況であった。

ビブナンバー3番のドイツのアグネス?という選手は2度とも向かい風をもらえると言う好条件で13位に入った。試合を象徴する順位とも言える。

高梨選手は追い風も関係ない圧巻のジャンプ。会場もジャンプ後に「オー!」という歓声とどよめきに包まれる内容であった。

勢藤選手は11位と蔵王から引き続き好調を維持している。状況次第でまた一桁の順位を問題なくとれるであろう。

岩渕選手は踏切後の姿勢はよくなっており上位との得点差は飛型点。着地がテレマークを入れられなくても尻餅をするようなしゃがむ着地から両足着地になるだけで順位がグっとあがることだろう。

海外勢はイラシコが相変わらず順調。ブティッツもスロベニア勢の中で好調。クリネックも3位の表彰台と素晴らしい結果。スロベニアのコーチも「将来は表彰台の真ん中を争う選手になる」というのも頷ける。

ドイツのフォークトは地元勢としても活躍を期待されたが28位だった。解説で「警察官の試験で忙しい」と言っていたが、来年の世界選手権と再来年のオリンピックも含めて今年のうちに試験をクリアしてしまいたいという感じなのだろうか。試験でジャンプどころではないということなので色々大変なのだろう。オリンピックの金メダリストが「仕事が忙しくて競技に影響がでる」というのが今の女子ジャンプの現状を表していると思う。

アドセンス




-W杯 2015-2016

© 2024 向かい風でジャンプ! Powered by STINGER